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議論は共同作業。 [ファシリテーション]

議論とは、テーマに基づき意見をぶつけ合いもの。しかし、意見をぶつけ合う
ことを勘違いしている人は多い。意見をぶつけ合い事は勝つことではない。


勝つための議論をし始めたら、本来議論に登場すべき情報達が姿を見せず
、自分に都合のいい情報しか見えなくなる。こうなると幅の広い建設的な情
報に触れる機会を潰してしまうことになる。


このことを理解している人は少ない。本来、議論の価値観は引き出すことで
ある。相手が持っている有益な情報と、それを引き出すためのテコになる情報
を引き出さなければ、ビジネスにおける議論の可能性を狭めてしまう。


議論における失敗の大半は感情的になってしまうこと。感情的になることがど
んな影響を及ぼすかというと、お互いの脳を停止させてしまうことである。議論
は情報を構築していくことで、有効なアウトプットにたどり着くため、脳が停止す
るイコール貧弱な情報の構築しかできなくなる。


もう一つの失敗にいたる原因は、自分の意見が絶対的に正しいと思い込み、
柔軟な姿勢を保てないこと。人は正論に固執する習性があるため、批判的
建設的な意見を排除してしまう。そうならないためには、正しさに軸を置くより
も、批判的な意見を吸収できる一歩引いた柔軟な態度が必要である。


議論に対する認識が人それぞれであることが、上記の失敗を引き起こす一
つの原因になっているため、議論を開始する前に、認識を合わせたり、ルール
決めしたりするなど工夫が必要なのである。

チームにおけるメンバーはそれぞれの専門化を目指せ。 [ファシリテーション]

会社の中には部署やチームなど、日々多くのコミュニケーションを行う
枠組みがある。会議やチームミーティングなど、定期的に話し合いの場
を持つ機会があります。


話し合いからのアウトプットの質が高まるのは、ファシリテーションス
キルやアイデアを出す力、論理的思考力、コーチング、情報通、そして
自分達の業務領域の特化された深い専門知識など多くの知識やスキルに
よってもたらされることが多い。


もちろん網羅的に全ての知識やスキルを持ち合わせることは不可能であ
り、現状では何らかの判断基準で揃ったメンバーでやりくりするしかない。

ただチーム内をより多くの知識やスキルを持ったメンバーに育てる努力
は必要である。部署やチームのマネージメント側にいる人達が、自分の
配下の現状をまず把握することである。その上で、どんな知識やスキル
が必要なのか洗い出し、現状から引き算すれば、課題は見えてくる。


全員が同じスキルを身につけることは、業務領域によっては非効率かつ
効果が無い場合も多々ある。一人に深い知識があれば、おのずと周囲の
メンバーも徐々に知識がついていく傾向もあります。


もう一つ言えることは、ファシリテーションや特化された深い専門知識
、論理的思考などマネージメント側が全てを有することはチーム運営の
バランスから考えて、あまり効率的ではないと考えます。リーダー依存
型は、リーダー本来の業務を阻害することになり、あまりいい結果を生
まないケースが多い。


専門家集団で失敗するケースは、専門家だけを集めてしまい、生かすため
のスキルを有さないことが原因です。


営業チームに例えれば
製品やサービスに詳しい人
情報収集がうまい人
営業戦略を作れる人
飛び込み営業がうまい人
テレアポがうまい人
提案書の作成が得意な人
プレゼンがうまい人
クロージングがうまい人
クレーム対応がうまい人
上記のスキルを共有できる形に情報化できる人
そしてモチベーションを高められる人
話し合いの進行がうまい人

これらのスキルを誰がもっているのか検討し、無いものは習得する
機会を設定するのです。


別の言い方をすると組織力を高めるということです。そして組織力が
企業力と発展してくのです。

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