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キュレーションでモノの是非を判断すると楽。 [販売促進]

参考記事 https://casabrutus.com/fashion/160586


モノの買い方は多様化している。昔は必要なものを顔なじみである近所のお店に行き、買うことが多かった。今はモノの種類により買い方が様々なで多様化している。そして、ネットで買う割合が日増しに増えている。基本原理として値段が高額になればなるほど、買って良かったか(不安)のリスクは高くなる。買い物リスクを低減する一つの方法は、感性が近い人や自分が信頼している人が買ったものや持っているものと同じのを買うことだ。


言い換えれば、昨今よく言われるキュレーションされたものである。例えば、元プロ野球選手のイチローが履いているスニーカーがあったとします。イチローがツイッターでそのスニーカーを絶賛していたとしたら、その靴の価値はものすごいことになるでしょう。それは、体に身に着けるモノに対するこだわりが強いイメージのあるイチローが認めたモノとなると、いい商品に違いないと感じる人は多いはずです。しかも、多少高くても欲しいと思う人が多く、CMを打つよりインパクトがあるかもしれません。


イチローの例は大げさですが、もう少し身近なところですと、友人に買い物がものすごく慎重な人がいたとします。モノを買うときは、情報収集を徹底し念入りに比較検討してから買うような人です。新しいスマホを買うのをその友人に相談したら、1週間後に~社の~がいいと2機種を教えてくれました。これは友人がその2機種に付加価値をつけてくれたことを意味します。参考記事のサイトも同様で、この人が扱っているからいいものに違いないというのは付加価値がついたことなんですね。



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今や囲い込みはスタンダード。 [販売促進]

マーケティング用語で使われる「囲い込み」を聞いたことがない人は少ないだろう。昨今では当たり前になりつつある基本的な手段となった。言い方を変えれば、出口を塞ぐことを意味し、ブランドスイッチさせないということ。


例えば車を買った人が、同じ系列の車両保険に入り、更に同じ系列で家を立てて、住宅保険に入ったら、完全に囲い込まれている。トヨタはこういったやり方をしている。一度高額商品を買い、満足感を得ると、そのブランドに対して信頼と安心感を持ち、忠誠するケースは多い。この場合はコーポレートブランドを使った囲い込みと言える。


アップルはトヨタ以上のことをやっている。iMac、iPhone、iPadなど、微妙にコンセプトを変えていき、ユーザーに複数の端末を持たせることに成功している。更にすごいのは、iTunesをプラットホームにしたアプリ、音楽、電子書籍、ゲーム、ポッドキャストなどの販売システムだ。ハードからソフト、コンテンツまでをアップルの製品とサービスで揃えられる。こうなるとアップル以外の製品を使うことが難しくなる。各機能が連鎖しているため、相乗効果がダウンするのが嫌なのだ。



しかし、トヨタやアップルのように全方位的なやり方をしなくても、囲い込みを実現できる手はいくらでもある。自分の身近なところで、継続購入や継続利用していることがあれば、施策内容を把握し、心理的な部分を分析し、ビジネスで生かしてほしい。


数年前、あるお店で針治療を受け続けていた。他にも治療を受けられるところはたくさんあるのに、そこにしか行かなかった。保険が効かないため料金は高い。それでも3年程通った理由は、その針師の人と治療中にいろんな話をするのが生活の一部になっていたこと、いつも治療時間を無料で延長してくれていたためである。意図的かどうかは不明だが、結果的に囲い込みされていたのである。

映画の料金を1000円に下げない理由。 [販売促進]

あるアンケート結果で、映画料金がいくらなら今よりも観に行く回数が増えるかの質問で、1000円が多数を占めていた。私も以前から1000円ぐらいにして、来客数をもっと増やした方が儲かるのではと考えた。しかし、一向にそんな気配はないので、これは何かあると思った。


価格を変えないということは、価格が理由ではないのか、または今の価格でも十分に利益を確保できている可能性があるかだ。私の見立てでは、後者の可能性が高いと思う。それほどお客様が入っていないのに、潰れないお店ってあるよね。それと一緒で繁盛しなくても儲かっている。


逆に行列が日々できているのに、儲からないお店がある。原価や人件費などコストに見合った価格をつけていない場合に起こりえる。薄利多売型と言われ、より多く売らないと儲けが出なくなり、経営が苦しくなる。悪循環とも言われますね。


需要の価格弾力性といわれる分析指標がある。価格の変動に対比して、需要がどれくらい変動するかを表したものなんだ。吉野家の牛丼並で考えると、例えば260円、290円、320円、350円、380円、410円、440円、470円、500円のそれぞれの価格で、一定の数に対して、どれくらいの需要(食べたいと思う人)があって、それの変化する割合を調査し、放物線でグラフ化したもの。興味深いのは、ある一定以下の価格になると需要の変化が減ってくること、従ってそれ以下に下げる意味がない。


これらを映画館の話に合わせると、現行の1800円から1000円に料金を下げても、それほど需要が変わらないケースもありえる。そうすると今の料金を維持した方が利益は大きいので、料金を下げない選択をしている公算もある。


数年前にアバターのヒットで来客数が増大し、かなり儲けたという記事を読んだことがある。料金以外では作品のでき具合、交通など映画館の場所(ロケーション)、キャンペーンなど、他にも分析すべき視点はある。この記事の内容は可能性として見てもらえればと思う。


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