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今日から使える速読のやり方! [スキル]

速読を実現するには特殊な能力がないとできないとか、多額のお金を払ってセミナーを受講しないと修得できないと勘違いしてる人は多い。本質的な速読の考え方は、以下のポイントを理解できれば難しくなく体感できるはず。

「本の読み方を変える」
「理解よりも目を動かすことを意識」
「眼力を鍛える」



「本の読み方を変える」とは?
昔からそうしてるよという人もいる。文章はひらがなや漢字など文字が連続しているものである。したがって文章を読むというのは、連続する文字を絶え間なく読んでいる状態。音読が分かりやすい例で、文章を声に出して音にする場合は、一文字一文字を読み続ける。

音読は目で認識した文字を脳の指令によって声に変換する作業だ。人間の早口には限界があるため読むスピードは決して速いとは言えない。実は日本人の多くは音読がベースのため、黙読をしながらも脳内で音読している。このやり方で早く読める人はいるが、限界が近い。


そこで、新しい読み方を提案したい。それは一文字一文字を読むのではなく、単語または文節単位で理解するようにするのです。色に例えると分かりやすい。赤色を見た時に、漢字で赤と書かれてないのに、実在する赤色から赤と認識できます。応用すると「おはようございます」を左から右に読む文字ではなく、「おはようございます」という一目の写真として理解するのです。

補足すると、本って数千万の文字が並んでいるものではなく、単語や文節の集合体のイメージを持ってほしいのです。読む時は単語や文節を一つの単位として認識し目を動かしていくのです。


「今日、東京駅前で自民党が演説をしていた」

▼文字単位の場合
今/日/東/京/駅/前/で/自/民/党/が/演/説/を/し/て/い/た

▼単語単位の場合
今日/東京駅前で/自民党が/演説をしていた

/(斜め線)は目線を右に動かすタイミングです。文字単位の場合は当然1文字ごとに動くので17ステップと時間が大幅にかかる。一方で単語単位は、4ステップすなわち目を4回動かすだけで認識します。


▼文節単位の場合
/今日東京駅前で自民党が演説をしていた/

1つの文節を1目の写真として認識でき、これを連続していくと相当な速さで本を読めるようになります。本にある数十万の文字数単位で読むと永遠に読み終わらない気すらします。でも文節単位で読めれば明らかに早くなる。



「理解よりも目を動かすことを意識」
癖というのはなかなか抜けません。本を長年読んできた人ほど、読み方を変えるのは難しい。どうしても文字を目でなぞるように読んでしまうのです。それに加えて内容が理解できなかった場合に再度同じところを読み直すことをしてしまう。これは理解を積み重ねて読む習慣によるもの。1冊を読み終えるのに相当な時間がかかるため、より多くの情報に触れる観点では効率が悪い。これを脱するには、理解する意識を捨てるしかないのです。


単語または文節ごとに目線をどんどん動かすことに集中するのです。目を動かすロボットのように、脳内での理解を無視して、文節ごとに目線を動かしていく。そうすると、いつのまにか後から理解が勝手に追いついてくるようになります。


気になったり読み返したいページがあれば、本の場合はページ全体を写真にしたり、電子書籍の場合はスクショして必要な時に改めて読んでいます。



「眼力を鍛える」
例えば、人間の体の習性により手で重いものを持ち上げる筋力をつけると、早く楽に重いものを持ち上げることができる。この原理は目でも同じで、眼力を鍛えれば目の動きは早くなる。目の動きが速くなるということは、動体視力も並行して鍛えられ、球技などのスポーツをする人は一石二鳥の効果がある。最近は、野球少年の眼力を鍛えて、動体視力を上げて打撃力を上げているチームもある。

実際にどう鍛えるかというと、とにかく目を動かすトレーニングをすること。筋トレ同様にやり方はいろいろある。ここで紹介するのは、あくまで私が日々やっているものです。



https://www.youtube.com/watch?v=dkDC2g65GtM
Youtubeのコンテンツで、動くものをずっと追いかけるもの。設定で再生速度を2倍にして、再生後の中盤あたりから動きが速くなるタイミングがあるので、ツマミをドラックしてそこから再生するといいです。顔を動かさずにポイントを見てるだけでいいです。

https://www.pc-sokudoku.co.jp/sample/execute.php?mode=ViewPoint&doc=test
画面下に5つのボタンがある。開始を押してスタート。文字が左から右へ移動して行きます。移動するごとに漢字が変換されるので、その都度読み仮名を読み上げるだけです。すぐに慣れるので、画面下のボタンの中央のUPを押してスピードアップさせていきます。読める限界までスピードアップして訓練するといいです。スピード1.2から0,8でも読み仮名を間違えず言えれば、かなり速読の効果が出るスピードです。

https://www.youtube.com/watch?v=mz4Af5X34JU
画面中央に文節が1行ずつ表示を繰り返します。表示が切り替わる都度脳内で文節の意味を想像するのを繰り返します。言葉に出す必要はありません。この練習は実際に速読するのと同じことをしています。本はページごとに文節が一覧として並んでいるだけ、この画面では前後の文節が消えて、同じ場所に表示されているだけです。一瞬表示される文節を読み上げる時間はないので、想像するのです。


上記の練習を毎日続ければ眼力が強くなるのを実感できるはずです。毎日が難しい方は本を読む前の準備運動として行うだけでも効果はあります。


次回は、速読ができることの効果を簡単にまとめてみたいと思います。



★参考にしている速読関連の本


行動する時間を生み、最速で結果を出す 速読思考

行動する時間を生み、最速で結果を出す 速読思考

  • 作者: 角田 和将
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: Kindle版






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