SSブログ

町田商店が成長する理由は二つある! [時事問題]

参考記事 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2011/30/news015.html

町田商店の勢いはすごい。このコロナ禍にあっても前年売上を達成し、不況に強いビジネスになっている。もともと家系ラーメンは横浜発祥で今では全国に広がっている。ファミレスや吉野家と同様に看板を見る機会が圧倒的に多い。それだけビジネスとして魅力のある業態である証だ。


近いところに綱島商店という家系ラーメンがある。これも町田商店の傘下のお店であり、記事によると店名が違う店舗はプロデュース店ということらしい。東急線駅の真横にあり、絶好の立地に出店している。仕事帰りにぷーんと匂いがすると、引き込まれそうになる。年齢がもう少し若かったら、週に数回は食べて帰っていただろう。


成功要因は圧倒的に美味しさに加え、いい意味で中毒性があるラーメンを開発したこと。一度食べると病みつきになる味で、リピート率の高いラーメンなのだ。少し前まではチェーン展開しているラーメン業態で美味しいところがほとんどなかった。低価格重視や厨房作業軽減の目的から、こだわった麺やスープではなく、ファミリー向けを意識して子供向けの簡易なラーメンという感じでした。ラーメン店が少なく競争環境がない地方では重宝されるが、首都圏など激戦区では敬遠されるだろう。大阪からびっくりラーメン、福島からの幸楽苑は鳴物入りで首都圏に進出したが、いつのまにか影を潜めてしまった。


実は町田商店のチェーン展開が急速に進んだ理由がある。それはセントラルキッチンを採用したこと。ラーメン店はスープの味を高品質にしようと、出汁を作るため数日前から厳選した食材を煮込み、更に食材を足してまた煮込むという職人的でタフな作業を日々やっている。


町田商店では工場でスープを完成させ、冷凍されたものを店舗に配送する流れなので、お店でスープの仕込みをする必要がない。麺については家系共通で、神奈川県平塚市にある四之宮商店から、あの太麺を仕入れている。重荷の仕込みがない分、スタッフは集客とサービス面に集中できるところが各オーナーに響いたものだと思う。




共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。