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日本は本質的な問題が見えにくい。 [その他]

参考動画 https://youtu.be/d98cyG1goUs


毎月ゲスト出演する宮台真司さんの解説を聞いています。その中で興味深い発言があったので共有しようと思いました。それはスタバでコーヒーを飲んでいる人達の中には、裕福な人、貧しい人、生活や仕事で困りごとがある人が混在していて、誰もがそれなりの格好しているせいか生活に困っている素振りを見せず、むしろ充実しているように見える。


今の日本人は、自意識が強いため他人に自分の弱点(抱えている問題)を悟られないようにしている。なぜかと言えば、自分が下に見られるのを非常に恐れているから。SNSで表れているように自分は充実しているのだと見られたい意識が強い。ある調査では、日本人の多くは自分が中流であると思っている人が多数との結果が出ていたらしいです。


今回のコロナ禍で日本経済は悪化が進んだ。一人歩きする日経平均株価は一部の優良企業を表し、日本経済の指標としては欠陥があると感じる。企業収益の回復見込みがない場合、固定費にあたる人件費を手っ取り早くカットするのが常套手段。まさにリストラのニュースが日々溢れている。溢れた人たちの大きな受け皿は今のところない。当面をハローワークの雇用保険と短期的な仕事でしのぐ人が多くなる。


経済的な問題を中心に困っている人が町中に増えているはず。それなのに何事もないように振舞っているのは、問題を見えずらくしているのかもしれない。SNSは人や組織を攻撃する手段、自分の充実ぶりを見せるツールになってしまい、本質的な社会問題を見えなくしている。自分自身も反省するところである。



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