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組織への影響 [ファシリテーション]

下部から組織を変えることは難しいと常々思う。一般的に組織文化はその組織内で権力のある人、発言力のある人によって大半は決まってくる。チームが活性化する文化形成をそれらの人が拒むと組織は弱まっていく。そうなると長期的な勝利の可能性は低い。逆にチームが活性化する文化形成を意識して、自由な雰囲気を作ろうと努力する人が上層部にいると組織の成長は加速していき、大きな成果を生むだろう。

そういう意味では、組織内で幅をきかせている人は、組織の強さに関心を持つ必要がある。自分の力を誇示して好き放題にわがままを通すだけなら、その人は立ち去るべきだ。これは年齢が上になる人ほど、このリスクは高まる。それと年齢が上になると心配性が悪化していき、無意識のうちに若い人へ感染させていく。これがひどくなると変化を好まない文化になり、現状維持もままならない停滞する組織になってしまう。

何が大事かと言えば、雰囲気なのだ。新しいことを容認する組織では、普段からコミュニケーション量が多いと推測できる。なぜかと言えば容認する組織では、上層部に変なプライドがなく、自由に発言できる雰囲気があることが多い。そうすると上層部は下部が持っている生きた情報に触れることができ、市場感覚を養えるし、下部の人と共通認識を持てる。逆にコミュニケーション量が少ないと、その感覚が弱く意思決定の方向がぶれる。

組織内で誰が誰に発言しているかを定量的に分析できる。発言量を→の太さで表現すると分かりやすい。役職が付いている人の発言が多くを占めるという結果がもし出たら、改善の余地はかなりあるだろう。下から上への発言を増やす工夫を打ち出していく根拠になります。

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