SSブログ
ターゲティング ブログトップ
- | 次の3件

ビジネスは顧客創造型と顧客奪取型どっち? [ターゲティング]

新しいビジネスを考案し計画する時に、顧客を創造するのか奪取するのかを
検討する必要がある。その目的によりマーケティングミックスは変わってく
る。

顧客を創造するとは、これまでにないビジネスモデルや技術により、全く新
しい付加価値を持ったサービスや製品を投入し、新規の市場を構築すること
である。

近年での例>iPad、携帯電話、ネイル、プロバイダなどなど

顧客を奪取するとは、既存市場の顧客を新たなポジショニング(新基軸)に
より、顧客シェアに変化を起こすことである。

近年での例>SPA(ユニクロ)、ハイブリット車、などなど


既存市場が存在していれば、潜在顧客を想定しやすくなり、現在のKBF
(購買決定要因)を理解することによりポジショニングの精度を高められ、
効果的な競争優位性を見つけ出せるようになる。広告宣伝においても、先
行者の手段を学習できるため、無駄な宣伝を排除でき、効率的な活動が可
能になる。

ただし、先行者の囲い込み度合いによっては、奪取することが非情に難しい
場合もある。先行者の実績がブランド化されたり、ビジネスモデルの成熟化
が進み参入障壁が高い場合は、デファクトスタンダードを覆すポジショニン
グが必要になる。


顧客を創造することは既存市場への参入に比べ、リスクの大きいものである。
逆に市場化されれば大きな利益を享受できるはずです。顧客創造型の場合に
リスクを低減できる活動がいくつかある。それは、マーケティング調査やテ
ストマーケティングを行い、ある程度の市場動向を推測し、リスク回避策を
講じることです。

大部分の消費者は保守的なので、魅力的で正当な動機付けがなされない限り
購買しない。そのため顧客を創造する際には啓蒙活動が必要になる。広告宣
伝などを利用し顧客の意識段階に合わせた情報をリーチしていくのである。
大ヒット中のiPadは、公平な情報発信機能を持つパブリシティをうまく活用
し、啓蒙活動を成功させた例である。

コメント(0) 
- | 次の3件 ターゲティング ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。