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買物難民をニーズと読み取れるか。 [ターゲティング]

最近、新聞や経済番組で多く取り上げられのは、買物難民や買物弱者に対しての
救済策に関する記事やレポートである。該当するのは最寄のお店が閉店してしま
い、近隣に買物先がなくなったり、高齢化し車での移動ができず、遠出して大型
スーパーへ行くことが困難な人達である。


取り上げられていた救済策をご紹介します。

一つ目は、スーパー側で車を使って送迎するというもの。定期的に送迎車が巡回
し高齢者などを乗せてきて、店内で買物をしてもらうというもの。お店側からす
れば、送迎のコストはかかるものの、それ以上の売上を確保できるようである。


二つ目は、巨大食品卸メーカーである全日食である。ボランタリーチェーンを
展開し、商店街で看板を見かけたことがあるでしょう。
高齢者が多く入居している団地などで、最寄のスーパーが閉店してしまい、遠出
しないと買物ができないエリアに小規模型のスーパーを積極展開している。
全日食の仕入れ力により、大型スーパーに負けない価格で提供できているようです。


三つ目は、北海道のコープさっぽろである。商店や公共交通機関の撤退で買物に
苦労する消費者が目だって増加している模様。そこで同社は、お弁当の宅配や
食品1000品目を乗せた車で移動販売を開始した。販売価格は店舗と変わらない。


買物難民にとっては、死活問題であり、特に北海道の状況はかなり深刻なものと
予想されます。積雪もあるため、移動することが余計に困難な状況にあるはずな
ので、更なる救済策を行政や企業が一体となって取り組んで頂きたいと思います。



買物難民をニーズとして捉える感覚に驚きました。救済と捉えた場合は福祉の視
点で、ビジネスの視点ではチャンスと捉えることになる。特に一つ目と二つ目に
おける着眼点は、スーパーの新しい在り方を提唱したものに見えました。大型有
利の箱型営業と新たなニーズに答えた移動式または小型化がターゲット別に共存
するんだと思います。


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