ビジネスの価値を育てる。

世の中には様々なビジネスがある。すぐに儲かるビジネスもあれば、時間が経過してから儲かるビジネスもあるし、儲からずに撤退になるケースもある。しかし、需要が見込めればビジネスは成功するかというとそうではない。

創業前は絶対に成功するビジネスだと言われて、全く儲からずに撤退に至ったビジネスは意外に多い。需要量と成功の間に因果関係や相関性はないと言ってもいい。真さに成功に方程式はないのだ。

「価値を創造する」という言葉があるが、価値は腐るほど世の中にあって、生まれて消えるのを繰り返してる。人は価値に対して対価を払う生き物、したがって儲けるためには価値をできるだけ多くリーチし、大きく育てないといけない。そして育てたら価値を維持するための活動が必要だ。

育てるとは、人に対して価値を感じてもらうための活動だ。マーケティングの４Pで言えば、プロモーションにあたる。例えば、紙やネットの媒体、セミナー、著書、テレビのCMや番組、ブログやSNSだったりと様々な手段があります。

近年の例でいえばスマホがそうですね。発売当初は特定の客層にしか価値が見出されていなかったが、携帯キャリアのプロモーションやユーザーの口コミ、雑誌等での紹介、テレビ番組での紹介等で急速に価値が見いだされ、今では月々５０００円以上の通信料を払い、多くのユーザーが利用している。

今ではスマホをベースとしたサービスが日々生まれるなど、人やお金が集まる成長著しいビジネスになり、スマホの価値は長期的に維持される見込みが高い。大手のキャリアが絡んだから成功したわけではなく、「価値を創造する」活動を根気よく行った結果でもある。

結論としては、ビジネスを成功に導くには価値を創造するための活動(プロモーション)が絶対的に必要だということです。既存のサービスは価値が認識されているので、その活動量は少なくても済むのです。