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ポイントサービスの方向性。 [販売促進]

自分の財布を見ると、数種類のポイントカードが入っている。どのカードがどこで使えるか正直分からない。イメージできるのは、「Tカード」と「PONTA」ぐらいだろうか。このカードを持っているか聞かれることが多い。現在どれ程のポイントが貯まっているのかは定かではない。


両カードの概略を押さえておこう。
■Tカード
会員数 4000万人(2012年5月10日現在)
加盟店舗数 46,248
運営会社 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

■PONTA
会員数 4000万人(2012年2月5日現在)
加盟店舗数 17,874(現在)
運営会社 株式会社ロイヤリティ マーケティング


運営会社は、どのプロセスで儲けているかという疑問を持つ人は多い。ホームページでも詳細は認識できないが、おそらく加盟店に対する販売促進システムの販売(一部レンタル)とコンサルティングをビジネスにしていると推測する。


例えば個人経営のお店があったとして、客数を上げるために広告のメールを送ったり、そのメールの顧客情報管理、カードご利用お客様の購買状況のデータベース化などを行うには、高いコストでスキルやノウハウ、物理的な設備を用意しなくてはならない。運営会社は同じ店舗ビジネスとして自店の経験から、その部分のリソースを豊富に保有しているので、それをパッケージ化し共有ビジネスとして安く提供できている。特にTカードはその色合いが強い。


ポイントカードは、不景気の背景の中で生活費を意識する人達が少しでもお得感を感じたい消費者の心理をうまく活用したサービスになっていて、その見返りとしてお店側は様々な顧客情報を取得して、販売促進に生かせる仕組みとしている。以前は、お店単位でポイントカードを利用する形態だったが、上記のTカードが先駆者となり、別の業態でも利用できるシステムに成長していった。システムの共有が可能になったことが大きな要因である。


話はそれるが、最近は新しい流れもある。これまでは購入時点でのポイントサービスが主流でしたが、アメリカ発だと思われるが、入店時点のポイントサービスが開始されている。スマートフォンの普及により、できなかったことが実現されるケースが増えていて、その一つがこれである。スマートフォンで指定のアプリを起動させながら入店するとポイントが付与される。店舗側は入店した時点の情報を入手でき、購入前の動きを分析して、販売促進に生かすことができる。
アプリサイト スマポ


ポイントサービスを面倒がる人が多く、カードを持っていても提示しない場合もある。今後の課題は、そういった人達がアクティブにサービスを利用できるような操作性が必要になるのでしょう。

チラシのお手本。 [販売促進]

写真 12-05-29 14 39 54.jpg

昨日、マクドナルドで食事をした。
その際一枚のチラシがトレーに載ってきた。最初はいつもの割引券かと思い
軽く見た瞬間、「あれ、落書きされてる」と思った。でも落書きされたものを
天下のマクドナルドが渡すわけがないと、もう一度チラシを見てみた。


そうしたら、印刷されたものだったのです。かなり巧妙にマジックで書いた
のごとく、描かれていました。マジックで描かれた流れでチラシを見ていく時
に、この情報はかなりお得なはずだと信じる心境になってきました。


通常はチラシで黒をあまり使いません。なぜかというと目立たないからです。
チラシは内容よりも、まず手に取って見てもらうことが大事なので、インパクト
にかける要素は省く必要があるのです。


お客様が大事な部分に印をつけるとしたら、明るいデザインのチラシであれば
黒を使う可能性が高い。従って黒で書かれたところは大事なんだという一般的な
見識があるため、それを意図的に利用したのです。


面白い着眼点である。見てもらうためと、チラシにある情報の要点を分かりやすく
伝えている。マクドナルドは未成年の利用も多いため、分かりにくさは弱点になり、
伝わらないメッセージになりうる。


アイデア自体の素晴らしさもあるが、こういうちょっとしたアイデアが実現される
組織であることも素晴らしい。マクドナルド程の大きな事業体になると官僚的な組織
になる場合の方が多いため、さすがだと思う。

販売促進の新たな時代へ! [販売促進]

下記の記事をご覧下さい。
http://japan.internet.com/allnet/20110307/3.html

概要はカメラに搭載されたアプリを使って、画面上のマーカーに
商品を合わせると、WEB上に埋め込まれたコンテンツが映し出
され、商品の魅力や楽しみをアップさせるというもの。

この機能はAR(拡張現実)と呼ばれ、注目される技術である。

携帯電話やPCなど、カメラ付きのネット端末で利用でき、販売
促進のツールの枠を超えた新たな想像を実現できるようになる。


ここからは上記の技術を生かした私の想像です。

例えば食材をマーカーに合わせたら、その食材に関する生産者の
動画メッセージが流れたり、映像でレシピと調理方法が流れたり
などである。購入前の陳列された食材の場合は、検討中のお客様
に対し、メニューの紹介を流すことも可能になる。一歩踏み込ん
だ検討ができるのである。


後は、自動車販売店であれば車の一部分をマーカーに合わせ、C
M風の走行中の映像が流れたりすれば、購買意欲が掻き立てら
れる。販売員の変わりに効果的な映像をプラスして商品説明をし
てくれることも可能になるかもしれない。


レンタルショップの会員カードに合わせれば、最新作の紹介映像
が流れることで、動機付けを促進することが可能になる。


限りなく大きなポテンシャルを秘めた技術であると思います。


早く一般化し、多くの企業で利用できる日が来て欲しいものです。

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